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2026.01.15更新

秀吉と秀長 — 今年の大河は組織論?

今年の大河ドラマは「豊臣兄弟」。私は戦国武将の中でも武田信玄と豊臣秀吉が特に好きで、司馬遼太郎の『新史太閤記』は 300回は読んだと思います。今回は秀吉ではなく弟・秀長が主人公とのこと。もし秀長が長生きしていれば関ヶ原も徳川の天下もなかった、歴史好きにはたまらない“ if ”の人物です。
兄の才覚を最大化し、周囲の強者を見事にまとめる。こういう存在がいたからこそ、秀吉は天下を取れた。経営者として、私はそこに大きな関心を寄せています。

 
会社は3億円を超えると経営が別物になる

私は会社を引き継いでこの春で25年になります。これまで中小企業を数多く見てきましたが、大きく伸びた会社には共通して『強い幹部』がいます。
よく相談で耳にするのが、「幹部が育たない」「全部自分で決めないと回らない」「気づけば“社長待ち”の会社になってしまった」こうした悩みは、例えばサービス業なら売上が3億円を超えたあたりから急に出てきます。3億円まではトップの気合とカリスマでいける。しかし5億円・10億円となると、もう“社長一人の限界”が露呈してきます。人数で言えば、社長が直接面倒を見られるのは10名が限界。どれだけカリスマでも30名が上限です。ここを超えると、組織の伸びしろは幹部の質に完全に依存します。
私自身、25年間全力で走ってきたつもりですが、今や私の売上への貢献は1%にも満たないでしょう。会社を動かしているのは、スタッフであり幹部です。会社は「社長の才能」で伸びるのではなく、「社長以外が動けるかで伸びる」と痛感しています。

 
秀吉の強さは、本人より“チーム”だった

秀吉のすごさは個人の才覚よりも、圧倒的な組織づくりにありました。
経営管理:秀長(弟)⇨のちに五奉行(石田三成)へ継承
戦略  :竹中半兵衛、黒田官兵衛
実行部隊:蜂須賀小六、前田利家、加藤清正、浅野長政ほか多数
特に秀長は、寺社が多く紛争が絶えない大和を、懐柔・調整・資金・武力を使い分けながら治めた“万能幹部”でした。
経営でも同じです。社長の弱点や苦手分野を埋める万能型の幹部がいると、会社のスピードは一気に変わります。
よく「社長が機関車で引っ張る時代から、全車両が自走する新幹線型へ」と表現されますよね。

 
幹部は「育てるべき」か「連れてくるべき」か?

私の経験では、答えは両方です。基本は、社長と苦楽を共にした人を抜擢するのが良いと思います。
私の場合、40年来の代表社労士 肥海や20年以上在籍してくれているスタッフたちが精神的支柱です。愚痴る相手も彼らです。笑

しかし、内部だけでは会社が“身内感”で固まり、組織としてのレベルが上がらない瞬間が来ます。弊社で言えば、福岡所長の鈴木はトーマツ出身で、私にない視点や知識を持っていました。入社半年で部長に任命し、チェック体制など抜本的に刷新してもらいました。かなりの反発がありましたが、そこは私が一喝して押し切り、今では完全に根づいています。
外部人材の良いところは、
◯組織に新しい“基準”を持ち込む
◯社員の思考レベルが一気に底上げされる
◯既存社員の“変わらざるを得ない環境”ができる
 という点です。
今の時代、内部育成と外部登用の併用は必須だと思います。


 
未来を共に創りたい

弊社の経営理念は「未来創造」です。この理念は、皆様の未来を共に創るパートナーでありたい、という思いを込めています。
本年も、皆様の発展、ひいては未来に貢献できますよう、社員一同努力研鑽してまいります。