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失敗した人ほど成功する?

2026.06.01公開

経営をしていると、「失敗しない方法をアドバイスして欲しい」と問われることがよくあります。でも私は、失敗しない経営なんて存在しないと思っています。むしろ、失敗した人ほど大きな成功に近づいているのではないでしょうか。

企業経営にチャレンジは欠かせません。しかし、チャレンジはだいたいうまくいきません(笑)。新しい取り組みほど、最初は空振りします。だから大事なのは、小さな失敗を積み重ねながら軌道修正していくことです。

これはゴルフに似ています。フェアウェイ、ラフ、バンカー、傾斜地。状況によって全部打ち方が違う。「YouTubeで見たスイング」をそのままやっても、だいたい池に入ります。練習場でうまく打てても、本番では全然違う。経営も同じで、頭で分かっているだけでは意味がなく、実際に打ってみて初めて学べるのです。

 
では、どのくらい失敗していいのか。私は「致命傷にならない範囲」が大事だと思っています。
例えば自己資本が5億円あるなら、20%の1億円くらいの失敗なら十分立て直せる。しかし50%を超えると、さすがに夜眠れなくなるでしょう。小さな失敗を繰り返しても、一発退場だけは避ける。この感覚が経営には大切ではないでしょうか。

私自身はというと、失敗ばかりです。例えば若い頃、いわゆる医療特化を進めようとして幹部スタッフと大喧嘩したこともありますし、セミナーを開催して集客ゼロだったこともあります。当日、会場で「もしかして日付間違えたかな」と本気で確認しました(笑)。

でも、そこで諦めず改善を重ねた結果、今では900件を超える医療関係顧問をさせてもらい、楽しく仕事をしています。

今朝、アカデミー賞助演男優賞を受賞した佐藤二朗さんが「若い頃は、何回諦めてもよいから夢を追ってほしい」と話していました。私はこの言葉にとても共感しました。失敗してもいい。途中でくじけてもいい。でも、完全にやめなければ、大抵は何とかなるものです

経営とは、「失敗しないこと」ではなく、「失敗しても立ち上がること」なのかもしれませんね。