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アリとキリギリスで考える人生

2024.06.17更新

この画像、近未来の歯科医院をイメージして描いてみました。いかがでしょうか?

もちろん実際に描いたのはChatGPT4oです。
 • 歯科医院の建物
 • ガラスをたくさん使う
 • 近未来なイメージで描いて
と、入力するだけで画像が。凄い時代になったものです。

先日WindowsはOpenAI社のChatGPT4oを搭載した動画を公開していましたが、まるで店員さんと話すように会話して、登山用の靴をネットショップで買っていました。買うべき靴を薦めるのはあくまでAIです。なるほど、これは商売の流れを変えるかもしれない…というか確実に変えると思います。
なにしろ、その人にとって最適な商品をAIが判定して薦めてくるわけですから。かくいう私にとっても決して他人事ではなく、まずは論文作成など、自分の仕事にどんどん取り入れている次第です。
ちなみに、「隈研吾風にして欲しい」と設定すると、こうなりました。


 
アリとキリギリス

私はクライアントが一生お金に困らないようにアドバイスするのが弊社の最大の役割と思っており、

 • 出来ることなら売上や粗利を拡大する
 • 難しければ税金をはじめとした経費を節約する
 • 残ったお金を投資して将来に備え資産を増やす

要するに、イソップ童話の「アリとキリギリス」のアリを念頭に置いてます。
しかし、私自身はキリギリス派でして、「死ぬ瞬間に預金0が理想だ」と常日頃思っておりました。そうしたら、それを後押しするような本がありました。
その名も「DIE WITH ZERO」
この本では「世の中ではアリが賞賛され過ぎている。もっとキリギリスの良さを認識した方が良い」と書かれています。

資産には貨幣的なものと、精神的なものがあり、後者はいわゆる「経験」や「想い出」というものです。例えば、若い頃の無茶な旅行の思い出などは、ずーっと色褪せることがなく人生の資産として残るというわけです。旅行に限らず、想い出や経験の価値は上がることはあっても下がることはないでしょうしね。

一方で、人生が終わりに近づくにつれ、お金の価値は落ちます。死ねば価値は0です。しかも人は老後に思っているほどお金を使わず、むしろ資産を増やし、そのまま残していく人が多いという検証結果があります。つまり、使うタイミングが遅すぎるというわけです。

先日、ある社長から私に電話がありました。
「たっ君、俺ももう還暦よ。なんでこれからはもっと遊ばないかん。元気なうちに遊ばないと意味がないやろ?」
かなりアクティブに遊ばれる方なので、
「えっ?これ以上遊ぶんですか??」と、思わず聞き返しましたが(笑)、この考え方こそが正解なのかもしれないとも思うわけです。

もちろん、全くのキリギリスで将来困窮してはいけませんから、ソコソコの貯蓄や投資計画は必要です。が、アリのように稼いで貯めこむだけで他に楽しみもない人生もまたどうかと思います。

そこに正解はないのですが、日本人は元来貯蓄が好きです。実際、私が訪問していても堅実な方の方が圧倒的に多いです。ですので、少し意識して楽しい事にお金を使っては?とよく思います。また、安定して2~3千万の所得があるのに、数百万円単位の投資で迷っている方には、「そのくらいの金額は人生から見たら誤差みたいなものですよ」とよくアドバイスしています。
ちなみに、私見ですが、経営センスのある方は総じて趣味や遊びも大事にされています。貨幣資産、経験資産、どちらも貯めているのが理想かなと思う次第です。