2023.03.01更新
先日ゴルフをしていると、カワセミがいました。
写真愛好家には最も人気のある鳥で、「カワセミがいたぞ!!」と私は大興奮だったのですが、肥海と他の 2 名は「それで…?」と無反応でした。そういう私はおそらく BTS が隣でご飯を食べていても無反応だと思います。興味がない=存在しないのだと改めて思った次第です。
任せたほうが上手くいく
皆様の会社では、スタッフにどのくらいの権限があるでしょうか?ある会社は 1 万円の物品購入でも稟議書と代表者の決済が必要らしく、未だに紙ベースの稟議がとにかく多いとの事で、代表者のところで稟議が渋滞し、物事の決定がやたら遅れるか、ルールを無視するのが常態化しているそうです。
また、スタッフ 1000 人規模の会社で、社長が 3 万円以上の購入には全て目を通しているというのも聞いたことがあります。月の稟議決裁は 500 件を超えるのだとか。
これらは、過去にスタッフによる使い込みを経験しており、不正防止のために行われています。しかし、いちいち稟議を上げる側の労力も大変ですし、何より中間管理者の決済する、すなわち責任を取る能力が育ちませんから組織効率的にどうなのかな?と思わざるを得ません。
弊社でも以前は 5 万円が代表決済の基準でした。今は各社長、支社長 1 件 100 万円までの決済権限があります。それ以下でも相談してくることはありますが、反対した事はほぼないですし、基本は任せています。また、幸いな事に今のところ不正支出でスタッフを罰したことはありません。
但し、目標管理は厳しく行っていますから、決して放置しているわけではないです。利益が出ない部署に関しては時折総勘定元帳を見て無駄がないか見ています。
基本的に、経営者は誰かに監視されるのが嫌いですよね。命令されるのも然りです。しかしそれはスタッフも同じです。できる限り権限を与えて、任せた方が判断力も育ちますし、何よりやる気をもって仕事に当たってくれます。
先日のメルマガにも書きましたが、スピードが要求され、かつモラルの水準が上がっている現代では、性善説に基づいた経営の方が成果を出しやすいですし、経営も楽しくなります。同様の事はアンカー・ジャパン CEO の猿渡氏も著書の中で書いておられました。目の前に稟議書があれば、「これは本当に私自ら考えるべきことか?」今一度検討されてはいかがでしょうか?
かくいう私も、「もっと任せられる部分があるな…」とこれを書きながら思いました。
数打てば当たる
最近、WEB マーケティングについて色々な業者さんと話す事が多いです。自社の事もそうですし、お客様とマーケティングを一緒に考える事が増えました。ほとんどの企業はとりあえずHPを作ってそれで終わりになっています。
しかし、実際に新規のお客様を獲得しようと思ったら、作ったHP を目立たせる必要があります。となると、Google のマップ上に表記される MEO 対策が必須ですし、場合によってはキーワードによる広告が必要です。ちなみに、MEO は制作段階から取り組まないと効果が出にくいとの事です。
また、新規でお客さんを獲得したい場合は、企業に対する口コミ対策がとても重要になります。もし悪い口コミが書かれた時、相手がわかるなら直接連絡して謝罪した方が早いです。相手が不明でも WEB 上で対処する事で大半の炎上は防げます。
WEB 戦略に関して言うと、私の感覚は「数打てば当たる」です。
HP、リスティング広告、MEO、YouTube、オウンドメディア、各種 SNS…やるべき事を全てやると、打率が上がり、ホームランの本数も増える。やらなければまるで当たらない。何が決定打になるか非常にわかりにくいのが難点ですが、本気で取り組むと必ず成果が出ますから諦めずに対策してください!
PROFILE
Takuma Suga
代表社員税理士
菅 拓摩
はじめまして 福岡から長崎までわりと広域に活動している税理士です。 社員300名いますが、経営者としても、税理士としても修行中です。