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ベンチャー企業に就職するということ

2019.12.15更新

東洋経済の記事に、新興のIT企業に就職して、失敗した…

というのがありました。

有名私立を出て、カリスマな若手経営者がいるベンチャーに入ったはよいものの、

・理念経営の旗印のもと、朝から晩まではたらく

・有給休暇が取れない

・退職金制度もない

など、大手に就職した友人たちと比べて自分は不遇だというものでした。

まぁ、社労士の人が書いた記事なのでどこまで鵜呑みにするかという問題もありますが、この記事は大事な視点が抜けています。

それは、ベンチャーには大金を手にできるかもしれないとい

夢(≒ギャンブル性)があることです。

朝9時から17時、有給休暇100%、こんな会社で新規ビジネスを立ち上げ、上場するのはかなり困難でしょう。というか、そんな会社は見たことないです。

また、そのベンチャー企業もいつしか経営が安泰して来れば、まともな経営者なら福利厚生を手厚くしていきます。

ですから、現時点での自分の待遇を比較するのがナンセンスというものです。おそらく、記事に出てくる友人は、大金を手に入れるチャンスは無いわけですから。

 

夢を取るか、安定をとるかは、その人の価値観によります。良い悪いではないと思う次第です。