2021.01.11更新
新年明けましておめでとうございます
昨年はコロナにはじまり、コロナに終わったような一年となりました。
弊社では感染の社会的影響が本格化する前の3月初旬から資金繰りや助成金の活用支援に取り組み、
私の管轄では300億円を超える調達を行いました。
結果として法的倒産は昨年末時点で0件となっております。
しかし、今後の感染の状況次第では大変厳しい経済環境も予測しておかねばなりません。
本年も引き続き皆様の経営が安定しますよう、毎月関与先様全社への資金繰り予測、最新の融資等の情報提供、そして実行支援を行いますことをお約束致します。
スタッフ一堂、皆様のために努力研鑽いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。
2020.08.08更新
よく会社は3代目が潰すと言います
しかし、これは3代目が悪いのではなく、
2代目がダメで、3代目が継いだ時はどうしようもなかった…というのも多数あると思います。
私の父は、よく、
「可能であれば親族による承継が最も上手くいく」
と言ってました。血族でない幹部の1人が抜擢されると、ほかの幹部が嫉妬して辞めたりするからです。
しかし、親族の後継者が優秀である保証はどこにもありません。むしろ、そうでないことの方が多いのではないでしょうか?
親族の後継者が優秀であることに越したことはないですが、一つだけ資質の要件があるとすれば、それは、
「お客様を喜ばせる事に長けている」
事だと思います。
これができないようなら、経営者には向かない…というか、必ずや会社を潰す方向に導きますから。
その適性を知るには営業の最前線に放り出すのが得策です。間違っても最初から取締役などにして、温室栽培しないようにしましょう。育つものも育たなくなります。
2020.07.22更新
標題は株式会社武蔵野の小山社長の言葉です。
現在はいろいろな金融商品、決済手段、取引方法がありますが、結局は現金のやり取りが姿を変えただけです。
少し乱暴に言えば、商売は現金を増やすことが唯一の目的とも言えます。
ところで、私達会計人は限界利益をというのを意識してアドバイスをします。
この限界利益とは、売上から材料などの変動費を差し引いたものです。
この限界「利益」ポイントは、人件費などの固定費を考慮しないことです。
なぜなら、人件費などは売上があってもなくても支払う必要があるからです。
よく、「採算が取れないから」と取引をやめてしまったり、見積もりを引っ込めるケースを目にしますが、
そのときに人件費を入れて考えてないでしょうか??
結論彼言えば、「売上-変動費」がプラスならばその仕事はやったほうが現金は増えます。
あとは、スタッフの残業など、他の要素を検討することになります。
これは意外と経営上の盲点ですので、気をつけて頂ければと思います。
2020.03.14更新
2月頭の初報に接した時は、「コウモリなんか食べるなよ…」程度の認識だったわけですが、今はリーマンショック以上の経済危機となっています。
リーマンショックと違うのは、最初から実体経済に影響がある点です。
今すでに売上が下がっている企業はもちろん、そうでない企業も転ばぬ先の杖で資金確保をする事をお勧めします。
資金確保には
・保証協会による特別枠を利用する
・政府系金融機関の特別な制度を利用する
がありますが、どちらかではなく、どちらも利用するくらいで良いと思います。
また、思い切って会社を休業する場合は雇用調整助成金が使えます。リーマンショックの時は、雇用調整助成金と、保険解約、期間短縮で難を乗り切った企業がいくつもありました。このあたりは思い切った判断が功を奏するのではと思います。
弊社ではこれら政府対策の全ての手続きに対応可能です。お困りの際はすぐに担当までご連絡下さい。
また、関与外でもなんとか対応いたしますので、遠慮なくご連絡下さい。
2020.01.05更新
新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します
正月はなんとなくですが、キングダムを読んでおりました。子供の頃三国志に熱中しましたが、久しぶりに同じ気持ちが湧き上がって来ました。
もっとも、中学生の頃は張飛や関羽に憧れましたが、今は曹操に目が行きます。年を経て、経営者らしくなったと言えばそうかもしれませんね。
三国志もキングダムの戦国時代も、様々な武将が出てきて、それぞれの能力を活かして活躍します。しかし、共通しているのは、強い大将は率先垂範、常に先頭に立っているということでしょう。
現代は刀や槍でなく、パソコンや技術を持って戦うわけですが、大将がやるべき事は敵を打ち砕く作戦を練り、実行し、部下の生活を安定させる事です。これは全く変わっていないと思う所存です。
司馬遼太郎が小説、項羽と劉邦で書いてました。古来、大王とは食の提供者であると。
現代では、食=売上、そして利益です。経営者は利益を出さなければ結局は失格です。私も失格者の烙印を押されないよう、毎年が勝負だと強く思っております。
そのためには、当たり前ですが、クライアントの皆様の利益が出るようなアドバイスを一つ一つ積み上げていかなければなりません
今年も皆様の未来のため、ひいてはスタッフのために尽力しますので、どうぞよろしくお願い致します!
2019.12.29更新
クライアントの皆様には、大変お世話になりまして、
厚く御礼申し上げます。
今年は保険税制の大改正から始まり、時代は令和となり、佐賀中央オフィスを開設するなど、記憶に残る年になりました。
来年、私自身は、4月で会社を引き継いでから20年目に突入します。28歳で継いでから、30年間なんとか頑張ろうと思っていましたが、もうすぐ2/3が終わることになります。
経営者として中堅どころの年数になって来ましたから、今後は若手の経営者に自分なりに身につけたスキルやノウハウなどをお教えできればと思っています。
ところで、最近ゴルフを始めたのですが、これが全く上手くなりません。
が、ゴルフは経営によく似ていますね。
・開眼してもすぐに閉眼する
・メンタルひとつで結果が大きく変わる
・1つのナイスショットより、10のベターなショットが大事
・スコアメイクは一発のドライバーより、こまかなパターとアプローチ
・スイングは理論も練習も同じくらい必要
・練習してもコースで実践しなければダメ
さらに大事なのは、誰に習うか?でしょうか。
師がいない状況では上手く成長できない点もそっくりですね。
来年は仕事はもちろん、ゴルフもそこそこ頑張りたいとおもいます 笑
今年も本当にありがとうございました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
2019.12.15更新
東洋経済の記事に、新興のIT企業に就職して、失敗した…
というのがありました。
有名私立を出て、カリスマな若手経営者がいるベンチャーに入ったはよいものの、
・理念経営の旗印のもと、朝から晩まではたらく
・有給休暇が取れない
・退職金制度もない
など、大手に就職した友人たちと比べて自分は不遇だというものでした。
まぁ、社労士の人が書いた記事なのでどこまで鵜呑みにするかという問題もありますが、この記事は大事な視点が抜けています。
それは、ベンチャーには大金を手にできるかもしれないとい
夢(≒ギャンブル性)があることです。
朝9時から17時、有給休暇100%、こんな会社で新規ビジネスを立ち上げ、上場するのはかなり困難でしょう。というか、そんな会社は見たことないです。
また、そのベンチャー企業もいつしか経営が安泰して来れば、まともな経営者なら福利厚生を手厚くしていきます。
ですから、現時点での自分の待遇を比較するのがナンセンスというものです。おそらく、記事に出てくる友人は、大金を手に入れるチャンスは無いわけですから。
夢を取るか、安定をとるかは、その人の価値観によります。良い悪いではないと思う次第です。
2019.11.07更新
近隣のお客様や関係者の皆様をお招きしてのパーティーには約200名のご参加をいただき、本当にありがとうございました。
また、基調講演を頂いた吉越浩一郎さんからも応援のエールをいただきました。
心機一転頑張っていこうと思います。
会社の拡大には色々な方法がありますが、私は基本的にドミナントでして、
・ご縁があるところ
・地の利を知っているところ
にしか出店する気はありません。
東京や大阪もご縁があれば出店するかもしれませんが、
当面は生まれ育った九州で、地元の企業の発展のために頑張りたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
2019.09.22更新
離職率は低いほど良いように思われがちですが、停滞している企業の離職率は意外と低かったりします。
成長している企業は、経営者がやる気に満ちており、新しい仕事をドンドン持ってきます。つまり、自然とやるべき事が増えます。当然仕事はキツく、離職率が上がります。
一方で、停滞企業の仕事はルーティンが多いですから、スタッフは楽を覚え、離職率が下がったりします。
私は、離職率が10%以下ならそれほど躍起になって対策する必要はないと思っています。
水は流れないと腐ります。あれと同じです。むしろ、離職率が0の状態は、企業が停滞している、あるいは停滞し始めているのかもしれません。
2019.09.12更新
2:6:2 の法則は皆さん聞いたことがあると思います。
・利益の8割は上位2割が作っている
・組織は上位2割がその他8割を引っ張っている
・下の2割をクビにしても、残ったメンバーで新に2:6:2が形成される
使い方は色々です。
先日、会計事務所のトップ600名に向けて講演を行いました。
もう1人の講師だった大阪の鈴木先生(税理士)がこう言われました。
「アリは2:6:2の組織で、トップが必死で働くので、その下の8割が引っ張られてます。しかし、組織で本当に問題なのは、先頭を形成している2割の仲の良さなのです。先頭の仲が悪いと、その下の6割が混乱し、下の2割が活躍し出すのです」
これは私も実感するところでして、経営者には必ず理解者が必要です。もし、理解者がいなければ、売上を作るための会食もゴルフも、「ただの遊び」だと認定され、やがて組織は崩れ去ります。
2019.09.03更新
どうすれば事業で成功するか?
新しい取り組みを決定したら、とりあえず徹底してやってみる。その上で改善点を探る。それでもダメなら撤退する。
1番良くないのは、徹底するまえに辞めてしまう事。
そして、適当に諦める事が社風になってしまう事だと思います。
2019.08.18更新
ある会社の売上を10年並べて見たところ、
5年ほど前から急に業績が伸びなくなっていました。
???と思って担当に聞いてみると、
・営業に長けた部長が退職
・それに続いて重要な営業スタッフが退職した
との事。
そして、そのきっかけは事業承継だったとの事でした。
なるほど事業承継というのは様々なリスクが付き物です。
私も父親から承継した途端、辞めた幹部もいましたし、その後も敵対的に辞めた人もいます。一時的に売上や利益が下がり嫌な思いもしました。ただ、幸いだったのはその人達が私や組織にとって不要だったという事でしょう。
ある外資系生保の方から言われました。
「菅 さん、不要な人が辞めるのはあなたが正しい証拠。でも必要な人が辞めるのは菅さんが間違っている証拠ですよ」
これが長年、私のバロメーターです。
そして、この言葉をそのままその若い経営者に贈った次第です。
PROFILE
Takuma Suga
代表社員税理士
菅 拓摩
はじめまして 福岡から長崎までわりと広域に活動している税理士です。 社員300名いますが、経営者としても、税理士としても修行中です。