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輸出事業計画のメリットとは?

2023.10.03更新

こんにちは。
福岡・佐賀・長崎の税理士法人グループ アップパートナーズです。

1.はじめに

農業経営をする上では、生産だけでなく販路拡大も重要な経営課題の一つです。
販路拡大を目指す中で、国内だけでなく国外に目を向ける方もいらっしゃると思います。
今回は、令和2年4月1日からスタートしている「輸出事業計画」をご紹介します。
「輸出事業計画」とは、「農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律(令和元年法律第57号)第37条」に基づき、
日本国内で生産された農林水産物又は食品の輸出のための取り組みを行う事業者が、輸出事業計画を作成して農林水産大臣による認定を受けたものをいいます。

2.認定を受けることのメリット

・国が実施する輸出関連補助事業の優先採択(施設整備等に対するハード事業と取り組みに対するソフト事業)
・日本政策金融公庫による制度融資制度(農林水産物・食品輸出基盤強化資金)
・輸出事業計画に従って機械装置・建物等の取得をした場合の5年間の割増償却(要件あり、補助事業を受けている場合は適用不可)
・農地転用手続きのワンストップ化 など

3.輸出事業計画の認定の流れ

輸出事業計画は、策定の目的により分類され、それぞれの分類によって、認定までの流れが異なりますが、図のとおりです。

具体的な申請の流れや、様式につきましては農林水産省のHP でご確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/gfp/yusyutsu_keikaku.html


認定済みの輸出事業計画は、一部資料が公開されるようになっており、福岡・佐賀・長崎では、〈牛肉〉〈鶏肉〉〈温州みかん〉〈柿〉〈いちご〉〈博多ぶなしめじ〉〈茶〉〈米〉などが認定されています。( 令和5年8月1日時点 )

4.さいごに

輸出事業計画の認定を受けるためには、予め GFP のコミュニティサイトに登録する必要があります。
GFP とは、Global Farmers /Fishermen/Foresters/FoodManufacturersProject の略称であり、農林水産省が推進する日本農林水産物の輸出プロジェクトのことです。
このサイトでは、輸出関連の有益な情報が詰まっており、ビジネスパートナーを探すことや、オンライン商談を行うことができます。
輸出に関心がある方は是非登録してみてください。


Yukihiro Takeshita

税理士法人アップパートナーズ
佐賀伊万里オフィス

9月15日 15:25

輸出事業計画のメリットとは?