2023.04.04更新
こんにちは。
福岡・佐賀・長崎の税理士法人グループ アップパートナーズです。
「決算書」とは、その会計年度における企業の経営・財務状況を示す書類です。人間と同じように会社にも健康状態を測る指標があります。
法人の財務の健康状態を読み取るには「自己資本比率」と「流動比率」を見ることが必要です。どちらも決算書の中にある貸借対照表から容易に計算することができます。
今回はその見方についてご紹介いたします。
自己資本比率とは法人の総資産のうち、どの程度が返済義務のない自己資本で賄われているかを表しています。自己資本比率が高いほど資金調達の安全性が高いと判断され銀行の格付でも重要な指標とされています。
自己資本比率は、次の式で計算します。
自己資本比率= (純資産の部合計)÷(負債及び純資産の部合計)
求めた数字が…
40%超 → 理想
28%~40% → 健全
15%~28% → 普通
2%~15% → 注意
2%未満 → 要注意
と一般的には言われております。
流動比率とは短期的に支払う予定の負債が、短期的に現金化される予定の資産でどの程度カバーされているかを表しています。
会社の短期的な支払能力がどれくらいあるかがわかります。
◎計算方法
流動比率は、次の式で計算します。
流動比率=(流動資産)÷(流動負債)
求めた数字が…
200%超 → 理想
150%~200% → 健全
130%~150% → 普通
100%~130% → 注意
100%未満 → 要注意
と一般的には言われております。
いかがでしたでしょうか?
こういった指標を継続して見ていくことで、会社の財務状況を把握することができます。
しかし、時には決算書から読み取れない事情も考慮することが必要な場合もあります。「決算書から問題点を見つけたけれど、改善の仕方がわからない」等ございましたら、税理士法人アップパートナーズまでお気軽にご相談ください。
Mami Hirota
税理士法人アップパートナーズ
佐世保オフィス