
2025.11.18更新
外国人雇用の現状と企業の取り組み
2025.12.16更新
こんにちは。
福岡・佐賀・長崎の税理士法人グループ アップパートナーズです。
みなさんが聞く「DX」は、これまでは「紙の書類をパソコン(デジタル)に置き換える」「ハンコをなくす」といった、仕事を「効率よく」することが中心でした。しかし今、DXは新しい段階に入っています。目指すのは「効率化」だけでなく、会社や仕事そのものを「賢く」することです。そのための最強タッグが「生成AI」と「デジタルツイン」です。
「デジタルツイン」は、日本語で「デジタルの双子」という意味です。これは、会社や工場、お店を、コンピューターの中にそっくりそのまま再現する技術です。現実の機械や人の動きからデータを集め、仮想空間に「双子の会社」を作るイメージです。これが、経営判断に絶大な力を発揮します。
例えば、製造業の社長様が「新しい機械(設備投資)を入れたい」と考えたとします。これまでは、過去のデータから「投資対効果(ROI)」をExcelで計画していたかと思います。デジタルツインがあれば、まず「デジタルの工場」で、その新しい機械を動かしてみるのです。
・「本当に生産量は上がるのか?」
・「原価はいくら下がるのか?」
・「従業員の配置(人員コスト)はどう変えるべきか?」
これらすべてを、現実で1円もお金を使う前に「実験」し、検証できるのです。医療現場で手術のシミュレーションをするのと同じです。これは、社長の「勘と経験」に、「確かなデータ」という最強の武器を加えることになります。
現実世界でのテストが困難な実験を、仮想空間で繰り返し行えます。
・コストと時間の削減
実際の試作やテストの回数を減らすことができます。
・リスクの軽減
現実世界に影響を与える前に、仮想空間で問題点を特定し対策を立てることができます。
・予知保全
故障の予兆を事前に察知し、計画的なメンテナンスを行うことで、突発的な停止リスクを低減します。
・高度な技術力が必要
導入や運用には専門的な知識と技術が不可欠です。
・システムの改修
シミュレーションのニーズが変わるたびに、システムの改修が必要になる場合があります。
これからは、IT専門の人だけでなく、みんなが「この技術を使って、どうやって仕事を変えようか?」「どんな新しいサービスが作れるか?」を考える時代です。会社全体の「OS(基本ルール)」を、未来に向けて大きくアップデートしていく。それが今のDXです。
Kenichi Tanaka(ダイレクター)
主な担当先の業種: 歯科クリニック/介護/飲食/卸・小売/製造
得意な分野: 一般税務/創業支援
税理士法人アップパートナーズ
佐賀伊万里オフィス